第29回ISW
テーマ:「ベビーアクアの基礎知識」第2弾~こころ編~
2006年11月26日(日)小阪スイミングクラブ
当日はたくさんの参加(33名)をいただき、ありがとうございました。からだとこころは切り離せない関係にあり、子どもの成長の一端を担う私たちインストラクターの役割の果たす大切さを再認識いたしました。
講義1.「子供のこころの成長と社会性の発達」松村 雅子先生(助産師)
助産師として、又一児の母としての先生の講義では、心身の成長には、五感が大切な役割をしていることなど分かりやすく講義をしていただきました。参加者からは、「ベビーの表情や声のハリを感じ取り、お母さんに適格な指示が出来るようになりたい」「月齢に応じた言葉がけ、褒める、笑う、叱ることの重要性ひとつひとつのことが、実際にベビースイミングにいる子供達の行為に結びつきました」「ご自身の子育てでの問題を話していただけて分かりやすかった」などの感想をいただきました。
講義2.「社会性の発達からみるカリキュラムの組み立て方」笠井 厚子先生(健康運動指導士)
ISW代表、笠井先生の講義でも子供達の成長には「五感が大切」と話され、五感をいかすようなカリキュラムの組み立て方などを講義していただきました。
参加者からは、「いろいろな歌を紹介してくださってとても参考になりました」「事例をあげながら現場ですぐ使えるような内容がたくさんあったので勉強になった」「いつも行なっているレッスンの見直しができた」「それぞれの成長をしっかりキャッチして気づく指導ができるようになりたい」などの感想をいただきました。
実技 「基本的な水中運動2」指原 知美先生(小阪SC)
講義で教わった五感や子ども達のこころの変化と成長をいかした内容の実技を、指原先生のリードのもとISW参加のベテランコーチ陣が2チームに分かれ指導方法を発表しました。参加者からは、「潜りの時の口の閉じ方にもいろんな方法あり参考になった」「1つ1つの教程がとてもていねいだった」「アクアミラーなど大人でも楽しめるカリキュラムでした」などの感想をいただきました。
第1回AEW
テーマ:「水中ウォーキングの良さを知ろう」
2006年9月3日(日)小阪スイミングクラブ
第1回AEW講習会を無事終了いたしました。当日はお天気にも恵まれ、多数の参加をいただきありがとうございました。水中運動の基本のABCを学ぶためのワークショップとして開催したAEWの第一回目は、身体の立つ・歩くという動作の水中と陸上との違いを講義で学びました。また、水中運動の基本動作や接客の大切さを改めて勉強し直すよい機会となりました。
1.講義1では、大阪市立大学医学部付属病院 理学療法士 金尾先生に「身体のことを知ろう(立つ・歩く)」をテーマに陸上と水中での身体の変化や運動の行い方を、初心者にも理解できる言葉とたくさんの絵図やビデオで講義をしていただきました。
ベテランのインストラクターからは、「わかりやすい説明で大変勉強になりました」「身体のひとつ、ひとつの動きの働きかけ、目的を深いところで勉強していく必要性を思いました」など、また、新人インストラクターからは、「もっと時間をかけてちゃんと勉強したい」「たくさんの講義を聞いて理解していきたい」などの声をいただきました。
2.講義2と実技では、瀬戸内スイミングスクール統括支配人 今井先生に講義「プログラミングの基本の考え方」と実技「水中運動の基本動作」をテーマに行っていただきました。講義では、インストラクターとしての考え方、立場、会員の方々との接し方、クラブの経営的なものの見方など統括支配人としての立場から講義していただき「接客の大切さ、基礎知識の深さを痛感しました」などの声をいただきました。また、楽しいプログラミングの仕方もいろいろと教えていただきました。
3.実技「水中運動の基本動作」では、「立ち方、見せ方、歩き方ひとつ、ひとつの動作を丁寧に教えていただきました」「バリエーションの多さに驚きました」「単に動くのではなく、目的、ポイントを踏まえた動きの大切さを感じました」などの声をいただきました。
第28回 ISW
テーマ:Baby Arts「ベビーアクアの基礎知識」~からだ編~
2006年6月18日(日)小阪スイミングクラブ
ISWではベビースイミングの基本をしっかり勉強していこうと今回より4回にわたって研究会を行います。その第1回目は、からだの発育発達に焦点を当て、その段階にそった指導カリキュラムを勉強しました。
講 義1.子どものからだの発育発達 (理学療法士 笠井 正)
午前中は、理学療法士の笠井正先生をお招きして乳幼児の発育段階を写真や体験談を交えながら分かりやすく講義していただきました。また、指導する立場の人として何が必要なのか、水泳の指導員としての経験を持ち、現在も教壇に立たれている先生として厳しくあたたかいお言葉をいただきました。
講 義2.からだの発育発達からみるカリキュラムの組み立て(健康運動指導士 笠井厚子)
午後からは、ベテラン笠井厚子先生による発育発達に合わせたカリキュラムの考え方や組み立て方についてディスカッションを交えながら講義していただきました。ベビースイミングのカリキュラムはなぜこうなっているのか?ひとつの項目につながる多くの事柄を考えていくことの大切さを学びました。
実 技 基本的な水中運動1. (健康運動指導士 堀内知美)
実技では、堀内知美が基本的な項目のホールドの仕方と段階の進め方について説明し、バディを組んでお互いのホールドの仕方のチェックを行いました。月齢別練習段階では、ISWに毎回参加されているベテランコーチが、各項目のポイントを具体的に、実際の授業の一部として実演してくれました。日ごろ、なかなか見られないそれぞれの技とキューイングは、必見ものでした。基本を押さえてこそすばらしい指導ができるということを会得した一日でした。
第27回 ISW
テーマ:マタニティスイミング基本編「効果的な妊婦の運動」
2005年11月27日(日)小阪スイミングクラブ
特別講師に助産師の松村雅子先生を迎え、31名の参加となりました。現在、TAC桃山にてマタニティスイミングに携わっている先生の講義「妊婦の経過について」は、妊婦とどのようにかかわっていくのがよいか、妊娠の経過はどのようなものかを教材を使って分かりやすく説明していただきました。また、現場で役に立つヒントがたくさん散りばめられたものでした。
午後からの講義「妊婦に最適な運動プログラムを作る」は、指導経験豊富な指原知美先生が現在のマタニティアクアを分かりやすく、参加者から寄せられた質問・疑問・行き詰まりを解決しながら、すぐに現場でも取り入れられる内容を講義していただきました。
実技「妊婦水中運動」では、中川章子先生が現在のマタニティアクアを分かりやすく、水中運動の基本から構成しておこなってくれたので、参加者からは理解しやすく大変勉強になった、高齢者の水中運動指導にも役立つなどの感想も多く好評でした。実技は楽しかったなどの声もいただき、有意義な一日となりました。
第8回 WABC 世界ベビースイミング会議に参加してきました
(2005年9月9日(金)~9月11日(日)スウェーデン・マルメ)
スェーデンのマルメ(ずいぶんスェーデンの南にある街、海峡の橋を渡るとデンマークに30分で行ける)において、世界24ヶ国から約200名のベビースイミングのインストラクターや大学の教授、PT、STなど医療従事者などが参加して開催されました。
この会議は2年ごとに開かれ、ベビースイミングの指導について、また、その発展に役立つように研究や発表が行われ、各国の情報交換を活発に行う場でもあります。日本から8名が参加し通訳の千枝子さんとともに、もちろん?英語でお勉強してきました。
次回のISWではその内容をご紹介できると思います。
(翻訳するのに・・・(^_^;))
アクアセラピーシンポジウムで笠井代表が講師を務める 2005年7月17日(土)
(株)アクアダイナミックス研究所主催の第2回アクアセラピーシンポジウムにて、ベビースイミングのプレゼンターを依頼されました。 この国内総会は“2つのアクアエクササイズに架け橋を創ろう”というテーマで開催され、水の特性を生かしたアクアエクササイズの普及向上を目指し、インストラクターがお互いに啓発し、相互の創造性と実践力をよりいっそう高めることを目的とした全国規模の研修会です。
ISWの代表として“かさいのBaby Arts”と題して、からだとこころをゆったりつつむベビースイミングについて講義と実技を行いました。 日本、韓国から約60名の参加者が受講され、キューピー人形を片手に音楽を生かしたリラクセーションとアクティベーションのプログラムを体験してもらいました。
「キューピー人形がほんものの赤ちゃんに見えた・・・」という参加者の方からのご感想や、講義と実技の内容についても「良い」という評価をいただきました。
プレゼンテーションを作成する準備段階から撮影、校正、リハーサル、当日のアシスタント、応援などたくさんの仲間の協力を得て成功させることができました。 本当にありがとうございました。 (*^_^*)
今後の活動について
この第2回アクアセラピーシンポジウムでは、他の講師の方の講義や実技も受講する機会が与えられました。健常者向けのアクアフイットネス系のプログラムと非健常者向けのアクアテック系のプログラムを国内で活躍する第一線の指導者から学ぶことができました。「参加者のレベルが2年前より向上しています、今後を担う若い指導者はもっと勉強しなさい」と今野先生より熱く握手を交わされ、新たに気持ちが引き締まる想いになりました。
私事ですが来年で水泳の指導に携わること30年になります。現在はベビーを中心にマタニティ・障害者の方々へ水中運動指導を行い、後輩となる指導者の育成に携わる機会もいただいています。また、最近は健康運動指導士として陸上と水中の運動指導をする機会が多くなり、安全に楽しく運動を指導するためには、知識と経験が大切と悟るようになり、そのためにせっせと勉強する機会や場を求めて出かけることが多くなりました。このような場で学んだことは“人に出会う奥深さ”一期一会といいますが、出会う人によって人生を学び、智慧をいただくことが私の人生にとってとても大切な意味を持ち、宝ものとなっています。
これからも、“心地よく過ごせるプログラムの提案と実施、そのための場づくり”に力を注ぐ決意ではありますが、さらに、“新しい夢”を実現させたいと考えるようになりました。新プロジェクトの立ち上げです。題して、「からだとこころのスクール」、短く略して“からころへ行こう”です。
ここでは、スクール(学校)という場で、子どもたちもその保護者の方々も、色々なプログラムを受けることができます。陸上で行うものから水中へ、また、野外で自然とふれあうことができるような様々なプログラムを体験したり、学習したりして、からだとこころを健やかに育てることを目的とします。そして、指導者は自分の創りあげたプログラムを提供して実施することができるし、自分のために受講して学ぶことができる・・・というような場づくりです。
しばらくは、ISWを発展させた形での任意団体としての活動を中心に行います。活動の場となる土壌作りと活動を一緒にしていく人を育てながら、自分たちに何ができるか、どのように発展させていくのかを考えたいと思います。近い将来NPO法人として活動を起こしたいと考えていますので、ご賛同いただける方々には、お力添えをお願いしたいと思います。よろしく(^_^)v
第26回 ISW
ベビースイミング基本編「乳幼児の特徴と食育」
2005年6月12日(日) 大阪リゾート&スポーツ専門学校
1.講義「乳幼児の特徴~健康な子どもに育てる~」助産師 松村 雅子先生
赤ちゃんの発育を月齢ごとに学びながら、生活リズムを大切にすることが赤ちゃんのすこやかな成長にとってどれほど大切かを考えるものとなりました。「子供のあそび」の意義からプールでどのような関わりを持ったらよいかを再認識する場ともなりました。
2.講義「幼児期の食生活とコーチの役割」管理栄養士 矢田 みさえ先生
現代の子供たちの食生活の現状・食生活に大切な要素を講義していただきながら、インストラクターとしてどのような役割が果たせるか、どのように「食育」情報を発信できるかを具体的な方法のアドバイスをいただきました。
3.フリートーキング「ベビースイミングの指導」健康運動指導士 笠井 厚子
参加者の疑問や悩み・不安などを出しあい、その解決方法をベテランコーチのアドバイスをいただきながら皆で考えていきました。
第25回記念プログラム
第一日目2004年11月27日(土) ファインプラザ大阪
「ボディコミュニケーション講座」と題して、親子の参加を呼びかけました。まず、詩の朗読を聞いてもらいました。坂本裕美子先生の静かなやさしい声に癒されて、日頃活発な子どもたちが心静かに聞き入ったのにはびっくり、その後2時間の講座を最後まで集中して受けることができました。次は、親子ヨーガとパパ・ママヨーガを鈴木淑子先生に行っていただきました。ゆっくりとしたヨーガの動きで自分のからだに気づいてもらい、腰痛・肩こり・便秘など体の不調を改善するプログラムを行いました。参加者はとっても気持ちよいと喜んでおられました。 親子で気持ちよく、楽しく体を動かせるプログラムを作るためには何が必要であるか、改めて考え直すことができた一日でした。
第二日目2004年11月28日(日) 大阪リゾート&スポーツ専門学校
「ベビースイミングと音楽」を音楽療法士である梶田美奈子先生に行っていただきました。ベビースイミングの中ではコミュニケーションを深めるために手遊びや歌を取り入れることが多いですが、効果的行うための具体的な方法を学びました。
「親子アクア」は2002年からISWで取り組んできた課題です。水中運動の良さを生かした親子で楽しめるエクササイズの実際を、アクアエクササイズのトップリーダーである坪井啓子先生に教えていただきました。坪井先生独特のおしゃれで元気なアイデアを満喫しました。
「ドイツで学んだ水中運動」ISW代表笠井厚子が、機能障害者のための水中運動であるマクミラン法を紹介しました。乳幼児から高齢者までの指導に役立てるように10段階のプログラムの講義と実技を行いました。
第24回 ISW
テーマ:ベビースイミング基本編2004年6月20日
安全な指導を心がけることはもちろんですが、とっさの時の対処方法を身につけておく必要があります。また、これからの季節に保護者の方へ、事故を未然に防ぐ方法や救急救命方法等のワンポイントアドバイスをする時に、わかりやすく伝えることができるように「乳幼児の救急救命法」を学びました。
ベテランの救急救命士の方が様々な質問にその場で答えてくださったので、わからないことを解決して正しい知識と方法を身につけることができました。
「ベビースイミングの指導・・・発想の転換でマンネリ化を解消」では頭を柔らかくして色々な発想ができるように、楽しくグループワークを行いました。ベテランインストラクターのお知恵を拝借しながら、あっ!なるほど・・・フムフム・・・参加者同士の意見交換をたくさんしました。
第23回 ISW
テーマ:ベビースイミング基本編 2003年11月30日
グループワークで「ベビースイミングのプール指導・・・困った場面の解決策」を検討しました。
また、「ベビースイミングのカリキュラム」ではI.S.W.特製WORKBOOKを利用してきめ細かいテクニックを身につけられるように講義とプール実技をセットで行いました。自分の指導の見直しと再確認に最適でした。講師に中川章子先生をお呼びして、実技「親子アクア」楽しい指導のために新たな提案を行っていただきました。
第22回 ISW
テーマ:愛情たっぷり・・・手とことばでつたえる 2003年6月29日
フットケアはベビースイミングの準備運動のプログラムとして取り入れることが出来るのか?吉澤智江先生と筒井喜代美先生お二人のリフレクソロジー講師の方々に、”親子”のきずなや愛情を深めるテクニックを教えていただきました。自分の体を見直すよい機会にもなりました。
親子で楽しく運動を行うためにはどのような配慮が必要か?事前に「困った場面の解決策」を参加各クラブでまとめた上で、当日は様々な対処方法の確認と見直しをしました。また、プール実技ではISW特製のWORKBOOKを利用してきめ細かいテクニックを身につけられるように、グループワークを行いました。
第21回 ISW
テーマ:愛情たっぷり・・・親子のかかわり 2002年12月1日
水泳指導にとらわれず、いろいろなエクササイズも取り入れながら研究しています。
最近では育児に不安のある人が3人にひとりはいるといわれています。このような状況の中で、親子でどのように楽しく運動をおこなえばよいのか、どのようなエクササイズが良いのか、どのように実施するのかなどプログラムを作成する上での配慮はかかせません。北谷多樹子先生より親子の愛着の形成がどのようになりたっていくのか理論を学びました。
妊婦・乳幼児の指導において親子のかかわりのあり方は大きな問題となっています。また問題のある場面ではインストラクターとしてどうかかわれば良いのかを考えてみました。
さらに、仙台スイミングスクールから鈴木淑子先生が登場。新米ママさん達が喜んでくれるベビータッチ教室のプログラムを楽しいお話を交えて実技研修していただきました。